沐浴Q&A|赤ちゃんの沐浴はスキナベーブ

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持田ヘルスケア株式会社

沐浴Q&A

赤ちゃんの沐浴について、 よくある「困った!」にお答えします
沐浴Q&A

生まれたばかりの赤ちゃんにとって、お湯に長くつかっていることは、体力の消耗にもつながり、それだけで赤ちゃんの負担になることがあります。新米のパパ・ママにとって、赤ちゃんのお風呂は慣れなくて怖いもの。ビクビクしていると、それが赤ちゃんにも伝わってしまいます。できるだけリラックスできる方法を選び、ゆったりした気持ちで沐浴するようにしましょう。

沐浴剤を使用する方法

沐浴剤を入れたお湯の中で赤ちゃんを洗うだけの簡単沐浴です。石鹸を使わないのですべりにくく、新米のパパやママひとりでも、沐浴が簡単に行えます。また、すすぎがいらないので時間的にも手早く沐浴ができます。赤ちゃんへの負担が少なく、新生児におすすめの方法です。

石鹸を使用する方法

ベビーバスの外で、赤ちゃんを石鹸で洗ったあと、お湯で流す方法。この方法は、比較的すべりにくく、赤ちゃんがお湯につかっている時間も短くてすみます。両手が使えますので、落ち着いて沐浴が行えます。お風呂デビューが近づいてきたら、少しずつ練習してみるとよいですね。石鹸を流すときは、赤ちゃんの肌に石鹸分を残さないように気をつけてあげましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ体力が十分ではありませんから、お湯に長い間つかっていると、体力を消耗してしまいます。また、体も小さいので、すぐにのぼせてしまいます。お湯につかっている時間は、3~5分を目安にしましょう。

深夜でなければ、ご家庭の事情に合わせていつでもよいのですが、毎日おおよそ決まった時間に行いましょう。赤ちゃんの生活のリズムをつくる上で、大切なことです。また、授乳直後の満腹のとき、授乳直前の空腹のときは、避けた方がよいでしょう。

沐浴をする時間は、授乳の直前直後を避けるように指導されています。

【授乳直後】
赤ちゃんの胃は、大人と違ってまだ彎曲が小さく、お乳をもどしやすいため沐浴を避けます。お乳を飲ませた後ゲップをさせるのも、お腹の中に入った空気を出して、もどしにくくするためです。沐浴はけっこう赤ちゃんの体を動かすので、お腹が落ち着くまで待ってあげましょう。

【授乳直前】
授乳直前は、たいていの赤ちゃんは機嫌が悪いので避けるようにします。大人でも、お腹がすいているときは、お風呂に入るより先にお腹を満たしたいですね。赤ちゃんも同じです。機嫌が悪いときに沐浴させると、赤ちゃんにとって沐浴がイヤなものになってしまうこともあります。赤ちゃんの機嫌がよければ、沐浴させてあげてもよいですが、授乳前で体内の水分も減っていますので、沐浴後はなるべく早目に母乳等をあげてください。

ベビーバスを使う場合は、浴室でなくてかまいません。明るい部屋で、22~23℃くらいの室温が理想的です。とくに冬は、暖かい室内の方が、赤ちゃんにとっても快適です。浴室で沐浴させるときは、浴槽のフタをあけておくなどして、あらかじめ暖めておきましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは、新陳代謝が活発です。泣いたり動いたりすると汗もかきますし、ミルクをこぼしたり、オムツをしていたりで、大人が思っている以上に、赤ちゃんの体は汚れがちです。また、皮膚もデリケートですから、赤ちゃんの肌を清潔に保つ沐浴は、毎日かかせない習慣のひとつと言えます。
夏は汗をかくので、あせも予防のためにも、身体を洗い流してサッパリさせることが大切です。そのため、盛夏は一日に何回か、沐浴を行ってもよいでしょう。毎回入念に洗う必要はなく、手軽に温水シャワーをざっとかけるだけでもかまいません。
冬は、湯冷めをしないように、沐浴する室温、お湯の温度に気をつけ、また、沐浴後の手順もととのえておきましょう。

沐浴はけっこうな重労働ですし、一人でするのは、なかなか大変ですね。月齢に応じた沐浴方法の一例をご紹介します。

【ベビーバスを使用する時期】
沐浴剤を使用すると、“すすぎ”“上がり湯”の必要がありませんので、一人でも簡単に沐浴できます。泡が立たないのですべりにくく、まだ沐浴に慣れていない新生児のパパ・ママにもおすすめです。

沐浴剤を使用した沐浴方法はこちら

【ベビーバスを卒業したら】
赤ちゃんがまだ自分で動けないうちは、オムツだけにした赤ちゃんをバスタオルなどでくるんで、クーファンなどに入れて脱衣所に寝かせておき、自分の身体をさっと洗います。このとき、お風呂のドアを開けたままにしておくと、赤ちゃんの状態が確認できますし、赤ちゃんも、パパやママの顔が見えるので安心です。その後、赤ちゃんをお風呂に入れてあげます。あがったら、赤ちゃんをバスタオルにくるんでから、自分の体を拭きます。バスローブですと、さっとはおるだけですむので、お風呂上がりがスムーズです。

ハイハイなどで、動きはじめた赤ちゃんの場合は、赤ちゃんを洗うことを優先して、自分は赤ちゃんの寝ている間などに入浴する方がよいでしょう。

赤ちゃんの体調は、機嫌に現れることが多いものです。熱があるとき、食欲がなくいつもの元気がないときは、病気が何であれ、沐浴は中止した方がよいでしょう。
軽い病気のとき、たとえば、咳は出るが元気はよい、下痢はしているが食欲はあり活発に動く、といったときは、手早く沐浴させることを考えてもかまいません。とくに夏、あせもができやすかったり、おむつかぶれしやすい赤ちゃんは、沐浴させないためにかえってトラブルがおきたりします。
また、皮膚の病気、湿しん、アトピー性皮膚炎があるときは、沐浴して肌を清潔にする方がよいことも多くあります。迷うときは、沐浴させてもよいかどうか、専門の先生のご意見をききましょう。

沐浴できないときも、身体はきれいにしてあげたいものです。その際、沐浴できない理由にもよりますが、寒い季節でしたらなるべく寒い思いをさせないように、そして体力を消耗させないように、全部脱がせないなど、配慮してあげてください。
首、腋、股のくびれの部分を中心に、お湯でしぼったやわらかいタオルで手早く拭きましょう。とくに、股からおしりにかけては、沐浴しないとかぶれる赤ちゃんも多いので、おしりだけの部分洗いをすることも必要です。

肌に異常がなく、健康であれば、温泉に行くのは問題ありませんが、温泉につける場合には以下のことにご注意ください。

1)ぜったいに長湯させないこと
温泉は普通のお湯よりもからだが温まりやすいです。赤ちゃんは体表面積が小さいので、 温まったあと熱放射が少なく、からだの中に熱がこもりやすくなります。いわゆる「のぼせ」という状態です。ですので、温泉につかる場合は、短時間で切り上げることが大切です。 お風呂場があまり寒くなければ、おすわりができる赤ちゃんなら、大人が湯船に入っている間は、洗い場にタオル等をしいて、座らせておいてもよいでしょう。

2)泉質に注意すること
温泉にはいろいろな種類があります。たとえば硫黄泉などの場合は、皮脂をとる力が強いので、カサカサ傾向のある赤ちゃんは、悪化する恐れがあります。泉質を見て、肌への影響がありそうな場合は避けてください。赤ちゃんの肌は、生後2~3ヵ月頃から皮脂の分泌が減り、5〜6ヵ月頃からカサカサしはじめることが多いので、気をつけて 見てあげてください。

3)肌の状態や体調がよいときを選ぶこと
温泉にはいろいろな効能もありますが、それだけお湯の作用が強い場合もあります。湿しんなどがある場合は、避けましょう。また、遠出をすると、環境が変わったりして、 赤ちゃんも疲れます。体調のよいときを選び、行程もムリのないようにしてください。

不安があるようでしたら、お湯につけるのは見送り、大人が時間をずらしてお風呂に入るようにしましょう。
赤ちゃんは、具合が悪いときは機嫌が悪くなります。赤ちゃんの様子を見ながら、温泉を楽しんでください。

気になるようなら、綿棒で拭き取ります。このとき、綿棒を耳の奥まで入れすぎないよう注意しましょう。しばらく赤ちゃんの様子を見て、グズグズするようでしたら、お医者様に相談しましょう。

まず、あわてないで、綿棒で拭き取ります。しばらく赤ちゃんの様子を見て、泣きやむようなら、あまり心配はいりません。

まず、あわてないで、ぬるま湯ですすいであげます。その後、ぬるま湯に浸し、軽くしぼったガーゼなどで拭いてあげましょう。通常、目に石鹸が入るとしみるので、赤ちゃんは泣きますが、そうすると、石鹸は涙といっしょに流れてしまいます。しばらく赤ちゃんの様子を見て、目の赤味が消えたら、そんなに心配はいりません。
気になるようなら、かかりつけのお医者様に相談しましょう。

お風呂の中で気持ちよくなった赤ちゃんは、うんちをしてしまうことがあります。長めのガーゼを赤ちゃんのお股にあててお腹から背中に回しておくと、あわてずにすみます。

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