助産師に聞く 妊娠後期のQ&A|赤ちゃんの沐浴はスキナベーブ

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持田ヘルスケア株式会社

助産師に聞く 妊娠後期のQ&A

助産師に聞く 妊娠後期のQ&A
妊娠後期の悩み・不安

出産を間近に控えた妊娠後期は、からだだけでなく、心も不安定になりがちです。
ひとりで抱え込まずに、助産師さんに相談をして残り少ない貴重な妊娠期間を存分に楽しみましょう。

Q.

会陰切開がとても不安です。

会陰マッサージをすると会陰切開をしなくてもいいくらい伸びることもあると聞きましたが、どのようなマッサージをしたらいいのでしょうか?(tomorin55さん 31歳 妊娠8ヶ月)

回答者:助産師 山本智美さん山本智美さん
A.

会陰はゆっくり伸ばすと伸びるといわれていますが、個人差があります。

そして、高齢初産の方、赤ちゃんが大きい場合などは、むしろ会陰切開をしたほうがよい時もあります。ただ、傷がすくない方が、産後は楽ですよね。

会陰マッサージは、妊娠36週ぐらいになったら、入浴後などの皮膚の柔らかいときにおこなえます。会陰マッサージをする際には、爪を切り、手を洗った清潔な状態でおこなってください。

会陰マッサージをするときの姿勢ですが、かがんで片方の足を立て、立てひざをするような感じか、立ったまま片方の足を椅子に乗せるなどして工夫するとよいでしょう。
この姿勢で、最初は指1本か2本にオイル(クリーム)をとり、会陰周辺をやさしくなでるようにマッサージします。

その後、膣の口まで指を入れて、肛門との間の周囲をマッサージしてみましょう。
オイルはできれば動物性のものが効果的のようですが、馬油やベビーオイル、クリームなどで何でも構いません。
今は、会陰マッサージ用のクリームも市販されています。

会陰切開については、出産する施設によって方針が違いますので、まずは施設で確認して下さい。
実際、助産師に聞いてみるのが一番よいと思います。

回答いただいた助産師さん

山本智美さん

聖母病院(東京都新宿区)勤務。
妊婦さんたちを安心に導くかたわら、高校生の性教育にも携わっている。いつも妊婦さんの気持ちを大切に、優しく、ときには厳しくコミュニケーションしている。

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