助産師に聞く 妊娠後期のQ&A|赤ちゃんの沐浴はスキナベーブ

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持田ヘルスケア株式会社

助産師に聞く 妊娠後期のQ&A

助産師に聞く 妊娠後期のQ&A
妊娠後期の悩み・不安

出産を間近に控えた妊娠後期は、からだだけでなく、心も不安定になりがちです。
ひとりで抱え込まずに、助産師さんに相談をして残り少ない貴重な妊娠期間を存分に楽しみましょう。

Q.
母親学級でたばこの害についておしえてもらいました。おなかの赤ちゃんにたばこは悪いと知りつつも、どうしてもやめることができません。どうしたらいいでしょうか?
回答者:助産師 山本智美さん山本智美さん
A.

たばこは、おなかの子どもに悪いとわかっているけどやめられない。人間って、悪いと知っていても、ついということがありますね。しかし、そこには自分で引き受ける責任が生まれますし、リスクが伴います。

もう一度考えてみましょう!おなかの子どもはあなたの体内にいます。子どもにとってあなたはまるごと環境なのです。そして、もう1つ言えることは、おなかの子どものことは、全ては外からわからないこと。「絶対○○だ」ということは言えないことです。

実際、大人でも煙草を吸うと肺がんのリスクは増えますが、絶対肺がんになるとは限りません。おなかの子どもの影響も同じことが言えます。だからこそ、お母さんができることは、できるだけよい環境を作ってあげることなのです。

たまに、煙草を吸わないストレスの方が高いから煙草を吸うと言う方がいます。実際は、ストレスよりも煙草の方が影響はあると思います。そのような方は、自分にいいように解釈をさせて自分の行動を肯定させているのかもしれません。

すぐに全部をやめましょうと言っても無理があるかもしれません。しかし、やめるという決断は自分しかできません。たばこの代りに気を紛らわせる方法を見つけてやめる努力をしてみましょう!後で後悔しないために。

回答いただいた助産師さん

山本智美さん

聖母病院(東京都新宿区)勤務。
妊婦さんたちを安心に導くかたわら、高校生の性教育にも携わっている。いつも妊婦さんの気持ちを大切に、優しく、ときには厳しくコミュニケーションしている。

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