助産師に聞く 妊娠初期Q&A|赤ちゃんの沐浴はスキナベーブ

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持田ヘルスケア株式会社

助産師に聞く 妊娠初期Q&A

助産師に聞く 妊娠初期Q&A
妊娠初期の悩み・不安

妊娠が判明してから安定期に入るまでは、からだも心も不安定になってしまうもの。
急激な自分のからだの変化に驚いたり、「おなかの赤ちゃんは大丈夫?」と心配になってしまったり。
助産師さんのアドバイスを参考に、リラックスしながらこの時期を乗り切りましょう。

Q.

健診に行くとき、注意するポイントを教えてください。

・忘れずに持っていったほうが良いもの、あると良いものなどはありますか?
・健診のとき、主治医や助産師さんに聞いておくべきことは? 
・健診のとき、院内感染が心配です。どのようにことに気をつければよいでしょうか。

回答者:助産師 大谷紗弥子さん
A.

妊婦健康診査は、お母さんとおなかの赤ちゃんの健康状態を定期的にチェックして、妊娠期間中を心身ともに健康に過ごすことができるようにするためのものです。
妊娠は病気ではありませんが、からだに色々な変化が起こります。順調に経過しているように見えても自覚症状がないだけで、トラブルが隠れていたりする場合もあります。定期的な受診は、安心して妊娠期間を過ごし、安全に出産を迎えるために必要なことです。
また、妊娠期間は日常生活や環境、栄養など様々なことに気を配り、自己管理することが大切な時期です。妊婦健診を医師や助産師・看護師と定期的にコミュニケーションを取り、アドバイスを受ける機会にできるといいですね。

■医師や助産師・看護師からの説明を聞くポイント

妊婦健診では、現在のお母さんの体調や赤ちゃんの発育状態、受診が必要なタイミング、食事や環境など、生活の中で気をつけなければならないことについて、医師からの説明をしっかり受けましょう。理解できなかったことはうやむやにせず、説明を求めることが大切です。
また、助産師や看護師から生活における保健指導を受けることもありますので、母子手帳やノートなどに書き留めておくとよいでしょう。

お母さんの体調では、
「普段の血圧と比べて高くないか?」
「前回の健診時の体重と比べて体重の増加は適切か?」
「子宮口の状態は正常か?」

赤ちゃんの発育状態に関しては、
「超音波検査による推定体重」
「子宮の中での赤ちゃんの胎勢が頭位か、骨盤位か(妊娠週数が進んできてから)」
「妊娠週数に対して適切な大きさかどうか?」
などを、最低限きちんと把握しておきましょう。

■自分の質問や相談をする際のポイント

妊娠初期は妊娠したことに戸惑いを感じたり、体調が不安定であることに不安や心配が多くなったりする時期です。相談や質問したい事、不安に感じていることをまとめて、書き留めておきましょう。ご家族からの心配ごとや相談したいことも、一緒に書き留めておくとよいでしょう。

妊婦健診では、医師の診察と説明が一通り終わってから相談をしましょう。
あらかじめ相談したいことがある場合は、受付の時点で相談したいことがある旨を申し出たり、相談したい内容をメモや口頭で簡単に伝えておくとよいでしょう。もし、聞くタイミングを逃してしまった場合は、診察に付き添っていた助産師や看護師に一言相談してみましょう。

何が不安なのかわからない、漠然とした不安を感じることがあるかもしれません。そのような時は、言葉にできなくてもいいので、不安があることを助産師や看護師に伝えてみましょう。助産師や看護師とゆっくり話をすることで気持ちが落ち着いたり、何が不安なのかが分かったりすることもあります。多くの病院では、妊婦健診と併せて助産師や看護師に相談することができるシステムがあるので、活用してみるのもよいでしょう。
妊娠初期の妊婦健診は4週間に1回と次の妊婦健診までの間隔が長いため、不安を抱えながら過ごしたり、心配ごとが増えていったりするかもしれません。そのような場合は、次の健診まで溜め込むのではなく、病院へ電話相談をしてみるのも一つです。

もし、担当医に質問しにくい雰囲気がある場合や、納得のいく回答が返ってこない場合、助産師や看護師に不信感を抱いてしまう場合などは、思い切って担当医を変更したり、かかりつけ病院を変えてみたりするのも一つです。
かかりつけ病院は、妊娠期だけではなく、出産、産後と長いお付き合いになります。医師や助産師・看護師と信頼関係を築き、安心して妊娠期を過ごし、出産を迎えることができるようなサポートをしてくれる病院を選ぶことも大切なポイントです。

■妊婦健診受診時の持ち物・服装

安心して妊婦健診を受けることができるように持ち物の準備や服装も大切なポイントです。

<持ち物>

●健康保険証・母子健康手帳・病院の診察券
健康保険証と母子健康手帳、病院の診察券は必需品です。健康保険証は初診時や月の初めに確認する病院も多いので、持参しておきましょう。母子健康手帳と病院の診察券は受診の際、毎回持参する必要があります。母子健康手帳ケースにまとめて入れておくとよいでしょう。

●現金
妊婦健診は、母子健康手帳に付いている補助券を使用すると、費用の補助が受けられます。お住まいの自治体の補助の内容や、医療機関によって妊婦健診にかかる料金は異なりますが、だいたい5000円程度です。
しかし、補助券でカバーされない検査や、処置が必要な場合は追加料金が必要な場合もあるため、1万円くらい持っていけば安心でしょう。病院によってはクレジットカードでの支払いが可能な場合もあります。
もし持ち合わせで足りなかった場合は、次回の健診時に繰り越したり、後日支払いに来院するなど、病院によって対応が異なりますので、受付で相談するとよいでしょう。

●生理用品
妊婦健診では、妊娠時期や体調によって、医師が内診や経膣エコーを行うことがあります。診察による刺激で出血する場合もあるので、下着が汚れないようにナプキンやおりものシートなどの生理用品があると安心です。

●筆記用具とノートや手帳
日ごろから気になることや聞いておきたいことなどをあらかじめまとめておき、ペンと一緒に持参しましょう。診察の前に、医師や助産師に相談したいことがある旨を受付で伝えておくとよいでしょう。もし、タイミングを逃してしまったり、医師には少し聞きづらいといった場合には、診察後に助産師や看護師に相談してみましょう。

●本など暇つぶしできるもの
妊婦健診を事前に予約していても、待ち時間が長い場合があります。そのような時のために、読書用の本や雑誌を持っていくとよいでしょう。病院によっては、待合室に雑誌を置いている病院もあります。
最近はスマートフォンで時間をつぶしている方も多いですが、病院内では基本的に携帯電話の使用を控えましょう。

<服装>

着脱に時間や手間がかかったり、からだを締め付けたりするような服装や下着は避けましょう。着替えに手間取ると、医師からの説明に集中できかったり、相談したいことがあっても聞くタイミングを逃してしまったりするかもれません。また、待ち時間が長くかかってしまう場合、からだを締め付けるような服装では、気分が悪くなってしまうこともあります。
妊婦健診では、超音波検査や腹囲の測定、足のむくみの確認は、毎回必ず行われます。妊娠時期や状態によっては経膣超音波検査や、内診が行われることもあります。つまり、おなかだけを出す場合と、ショーツを脱いで診察を受けなければならない場合があります。
どちらの場合でも、スムーズに着替えができ、露出が最小限になるよう上下に分かれた服装、からだを締め付けないゆったりした服装がよいでしょう。ロングスカートがおススメです。ジャンパースカートやオーバーオールは、妊婦健診には不向きです。

病院の雰囲気や医師の個性は様々です。
何よりも大切なのは、妊婦健診を通して、妊婦さん自身が安心して妊娠期を過ごし、出産・育児の準備を始めることができるよう、サポートを受けられるということです。
何度か妊婦健診を受診していくうちに、自分なりに医師や助産師・看護師への相談するタイミングや、必要な持ち物、診察を受けやすい服装など、自分なりにポイントを掴むことができるようになるとよいですね。

回答いただいた助産師さん

大谷紗弥子さん

聖母病院(東京都新宿区)勤務。
妊産婦さんやそのご家族が安心して新たな家族を迎えられるようにサポートをするかたわら、妊娠前の女性や妊婦さんへの食育やマタニティヨガを通して、女性のからだづくりにも携わっている。

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