さあ、おふろに入ろう!

赤ちゃんを毎日おふろに入れるのは重労働だけれど、赤ちゃんとの絶好のスキンシップの場でもあります。ラクチンで快適で楽しいおふろタイムのためのテクニックをまとめてみました。

まずは今までと違う準備から

●浴槽をきれいに洗って新しいお湯を入れる
まだまだ抵抗力の弱い赤ちゃんのために、浴槽は毎回きれいに洗い、洗浄剤が残らないよう、しっかり流します。お湯は足し湯をしたり、追い炊きをしたりせずに、新しく換えましょう。また、お湯につかる前に赤ちゃんのおしりだけ先にさっと洗うようにします。 浴槽をきれいに
●危ないものは赤ちゃんの手の届かないところへ
赤ちゃんの成長ぶりは目を見張るほど早いもの。昨日できなかったことを、翌日、平然とやっていたりし ます。大人がシャンプーをしている間など、一瞬、目を離した隙に赤ちゃんが危険なものに手を伸ばすこ とも。浴室をよく見回して、カミソリやせっけん、入浴剤などは、赤ちゃんの手の届かないところへ置き ましょう。
●お湯の温度は大人がぬるめに感じるくらい
赤ちゃんはからだが温まりやすいので、お湯が熱すぎたり長く入れすぎたりすると疲れてしまいます。お 湯の温度は大人が少しぬるめに感じる程度で夏は38度、冬は40度くらいが適温。入浴は10〜15分くら いで手早く切り上げるようにしましょう。新陳代謝が激しく、オムツでおしりも汚れやすい赤ちゃん。入 浴はからだを温めることよりも、皮膚を清潔にしてあげることがいちばんの目的です。 お湯の温度
●おふろのフタはあらかじめ開けておく
入浴する前に浴室の壁に向かって熱いシャワーをかけたり、早めに浴槽のフタを開けておくと湯気で洗い 場が温まります。おふろ場の換気扇も、つけっぱなしだと浴室の温度が下がってしまうので、止めておき ましょう。特に冬は浴室や脱衣所の温度差にも気を配りましょう。
HOWTOTHEおふろ
立て抱きにして少しずつ?
様子を見ながら入浴しましょう

浴室という今まで来たことのない世界に連れてこられたことや、大人の緊張ぶりなど、いつもと何かが違うことは赤ちゃんも敏感に感じ取っています。こわい思いでおふろ嫌いにさせないためには、最初が肝心。お湯に入るときは首や腰を支えながら、立て抱きにして足からゆっくりと少しずつ入りましょう。また、浴室は狭くて気密性が高いので、のぼせないよう赤ちゃんの様子を見ながら入浴しましょう。ベビーバス時代に使っていた沐浴布を握らせておくと安心する赤ちゃんもいるようです。
様子をみながら


うちの「フロテク」大公開
●思い切って台所でキレイキレイ
パパがいないときは台所のシンクにベビーバスを置いてお湯を入れます。準備も簡単で、まわりにお湯が 飛び散っても平気。お湯を入れた重いベビーバスを持ち運ぶ面倒もないので、腰にも負担がかかりませんよ。
(東京都 大橋圭子さん)

●収納ケースをバスチェアの代わりに
おすわりができるようになった赤ちゃんでも、滑りやすいおふろ場にひとりで座らせておくのは心配。小さめの収納ケースに少し(深さ5cmくらい)お湯を入れ、その中におすわりさせておもちゃで遊ばせて、 その間にわたしがからだを洗っています。
(千葉県 伊藤真由美さん)

●ひとりベビーキャリーに乗せて脱衣所に
子どもふたりをおふろに入れるときは、脱衣所にベビーキャリーを用意して下の子(6ヶ月)をバスタオ ルにくるみ寝かせておきます。私と上の子(2歳)が先におふろに入り、私たちが姿が見えるように扉を 開けたまま、まずは私たちがからだを洗ってしまいます。洗い終わったらそのまま上の子はおふろで遊ばせておき、次は下の子を入浴させ、終わったらまたバスタオルでくるんでベビーキャリーに。
(東京都 鈴木敦子さん)

●市販のウレタンマットを敷いて
おすわりができない下の子(4ヶ月)を寝かせておけるようなおふろマットを探していたのですが、ちょ うどいい大きさがみつかりませんでした。そこで、おもちゃ売り場にあるピースをつなぎ合わせていくウレタン素材のマットを買いました。これなら子どもの成長に合わせて大きさを調整できるし、汚れたらその部分だけ新しいものに取り換えることもできます。ピースは動物や魚の形になっているので、お姉ちゃん(2歳)のおふろ用おもちゃとしても活躍しています。
(神奈川県 村上真澄さん)

HOWTOTHEおふろ
とにかく「手早く」がカギ!
市販の便利グッズを味方につける

使いやすくてすみずみまで洗える
「ミトン型タオル」

手のひらで洗ってあげているような使い心地なので、首やわきの下などすみずみまで簡単に洗うことがで きます。クマさんやかえるさんの顔がついているパペットタイプもあり、おふろ嫌いの子も楽しいバスタ イムが過ごせそうです。手づくりも簡単にできます。
ミトン方タオル

プッシュするだけでふわふわの泡が
「泡の出るソープボトル」

片手で赤ちゃんを支えていると、せっけんを泡立てるのもひと苦労。液体石けんをつめ換えて使える泡の 出るソープボトルなら、プッシュするだけで泡になって出てくれるのでそのまま洗えます。もともとは液 体せっけんの使いすぎを防ぐために開発された地球にやさしいボトル。エコロジー雑貨の通販などで入手 できます。
ソープボトル

よちよち逃げる赤ちゃんに
「バスポンチョ」

裸で逃げ回るようになった赤ちゃんには、タオル地のポンチョが便利です。水気を軽く拭いて頭からポン チョをサッとかぶせ、汗が引いたらパジャマに着替えましょう。
バスポンチョ

ママの湯冷め防止に一役
「バスローブ」

赤ちゃんのからだを拭いて、服を着せたり、湯冷ましをのませたりと、おふろ上がりのママは大忙し。と りあえず、バスローブをぱっと羽織ってから赤ちゃんのお世話を。ママの湯冷め防止にもなります。
バスローブ


もっと快適もっと楽しいバスタイム
おふろはからだを清潔にするためだけではなく、1日の疲れを取るリラックスの場、コミュニケーションの場でもあります。赤ちゃんが大きくなってきたら、親子で楽しめるバスタイムを過ごすために愉快で楽しい演出を工夫してみましょう。

おふろは親子のプレイルーム
スポンジのお魚や コルクの船がプカプカ

商店街や銀行の粗品でくれるスポンジをいろんな形のお魚にチョキチョキ。おふろが色とりどりの水族館 に大変身します。ワインのコルクもぷかぷか浮かんで楽しいですよ。ただしコルクは大きさをチェックし て。湯船に浮かせたままお湯を抜くと、いつのまにか一緒に流れて排水溝の栓をしてしまうなんてことも あるのでご注意。
スポンジやコルク

あまーい香りにはリラックス効果も

布の袋やネットにりんごやみかん、グレープフルーツの皮を入れて、お湯に浮かべると浴室に甘い香りが ひろがります。袋を揉んでくだものの香りを楽しみながら「このにおいは何?」とあてっこしたり、この 袋でママのひじやかかとをこすったり、違った使い方もできます。美容にも効果的なアロマテラピーをお うちで手軽に楽しみましょう。
布の袋やネットにりんごやみかん

シャンプーはママのネックレスで
遊んでいるうちに


ぬれていもいいネックレスやおふろ用と決めたおもちゃに紐をつけてママが首からぶら下げます。そして 正座したひざの上に赤ちゃんを向かい合わせに座らせます。赤ちゃんが目の前にぶら下がっているネック レスやおもちゃで遊んでいるうちに、頭を洗ってしまいましょう。シャンプーを嫌がる子に、ぜひおすす めの方法です。
ネックレス

チョロチョロ、ポタポタ?
お水っておもしろいね


ママがシャンプーをするときなど、赤ちゃんにちょっとの間、ひとりで遊んでいてほしいときは、水道の 蛇口を少しだけひねって、チョロチョロ、ポタポタとお水をたらしておくと効果的です。流れる水をじっ と見つめたり、そっと触ってみたりと、興味津々。
お水がチョロチョロ

お風呂からあがったら
浴室で一度からだを拭いてから
上がりましょう


浴室と脱衣所では温度差があります。お湯から上がったら浴室から出る前に浴用タオルでさっとからだや 頭を拭き、脱衣所でもう一度拭くようにしましょう。浴室内で水滴を拭いておくと、からだの冷えがかな り違います。
浴室で一度拭いてから

1枚あると便利な正方形の大型ガーゼ

ガーゼは吸湿性が高く、薄くて柔らかいからデリケートな赤ちゃんのお肌を拭くのにぴったり。オムツか ぶれやあせものできた赤ちゃんにも刺激が少なく、すぐ乾くので衛生的です。また正方形の大判タイプは 対角線上に赤ちゃんを置くと四方から拭くことができて便利。月齢の低い赤ちゃんには、厚手の長方形の バスタオルよりおすすめです。
正方形の大型ガーゼ

汗が引いてから 服を着せてあげて

湯冷めをしないようにとすぐ服を着せたり、パジャマの上にもう1枚はおらせたりしていませんか。新陳 代謝のいい赤ちゃんはとっても汗かき、おふろ上がりはなおさらです。汗が引いてからパジャマを着せて あげてください。また、パジャマの中にガーゼを1枚入れておけば、汗を吸ってくれるのでパジャマを着 替える必要もありません。
汗が引いてから、服を着せてあげて

湯上がりには水分補給をしっかりと

おふろ上がりにのどが渇くのは大人も赤ちゃんも同じ。赤ちゃんは汗をかきやすいので、そのぶん水分補 給を忘れずにしてあげましょう。ただし、大人と違って冷蔵庫でキンキンに冷えている飲み物は刺激が強 すぎます。湯冷ましや室温に戻したりんごジュースなど、おなかにやさしいものをあげてください。
御湯上がりには水分補給をしっかりと

監修/鈴木みゆき
構成・文/財前葉子
イラスト/池田須香子
赤ちゃんとママ増刊号 「さあ、おふろに入ろう!」 <株式会社赤ちゃんとママ社> 平成13年7月26日発行より


●赤ちゃんとママのホームページへ
http://www.akamama.co.jp


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