出会い|赤ちゃんの沐浴はスキナベーブ

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持田ヘルスケア株式会社

エッセイコンテスト

スキナベーブ 赤ちゃんエッセイコンテスト

【第9回】~ 赤ちゃんと笑顔 ~

入選

・出会い

大阪府  主婦  29歳

「おめでとう。赤ちゃんができましたよ」
まさかの三人目の妊娠に驚きが隠し切れませんでした。
私は無理なダイエットから排卵障害を起こしてしまい、二人目ができるまでにも3年かかってしまったため、まさか自分が二人目の卒乳後に生理がこないのが妊娠だとは思ってもいなかったからです。
主人、息子達と喜んだあの日を今でも忘れません。
三人目の赤ちゃんの検診の時に先生に
「性別聞く?」
と言われた私は顔を横に振りました。
「上二人が男の子なんで。聞くのやめときます」
その言葉には元気なら男の子でも女の子でもいいという気持ちと
男の子と聞いてしまうと、今のパワフルさの倍増が産む前から私の想像にはいってきそうだったので。正直不安なのもありました。
家の中は二人の息子の笑い声、泣き声、叫び声
大きなお腹をしながら大声をだす毎日でした。
これで男の子だったら私どうなるんだろー。とふっとした瞬間に考えたり、女の子ならどんな服着せようかな?と生まれてくる三人目の我が子が待ちどうしい日々でした。
そして2009年3月20日。
前日から微弱陣痛のまま二人目の出産がはやかったので入院。
けれでも産まれる気配がまったくなしで当日も朝の健診で変わりなかったら家に帰るということを看護師さんから説明されました。
三人目の出産といえど色々な不安がありました。
「どうか無事に元気に生まれてきて」
入院からこの言葉ばかりが頭の中を支配していました。
微弱陣痛、陣痛が消えたり、二人目が早かったことから進みがわるいことに苛々と不安で体力も限界でした。
診察では開きがわるいけどこのまま病院で待とうという話になりました。
進みがわるい私の前にきてくれたのは助産師さん。
一人目の時も生まれる前日に診てくれて、二人目の時にも取り上げてくれた助産師さんで安心しました。
にこにこ笑いながら色々話かけてくれる助産師さん。
「促進剤もあと1センチ開かないと使うことができないって先生といっててん」
と言われ、私は「そうですか・・・」としか言えませんでした。
そして時間がすぎた時にまた助産師さんが来てくれて
「今からな破水さす?破水させたら進みは早くなるで」
という一言で私は破水させた時の痛みを知っているので
「怖いです」
と言うと助産師さんは
「破水さすのは痛くないで。決めるのはあなたやけど
このまま痛いままいつ生まれるか分からないよりかは早く赤ちゃんにあいたいやろ?」
その言葉で破水を決断することができました。
早く会いたい 早く会いたい。
助産師さんに布団をお腹の下に入れてもらい最後の陣痛を耐えて分娩室に移動。
助産師さんの言葉を信じて任せました。
「あと1回いきみ!!」
その一言と同時にいきむことで赤ちゃんが生まれてきてくれました。
「おめでとう。女の子やで」
その言葉を聞いた時に驚きと感動で笑いがとまりませんでした。
生まれて間もない我が子を抱っこさせてもらい、主人、息子も我が家にきてくれた小さな女の子を見てニコニコ笑顔でした。
あの時不安な私の気持ちを沢山の優しい言葉でほぐしてくれた助産師さんをはじめ看護師さん、先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
あれから4か月たった今も主人、お兄ちゃんふたりは小さな娘にメロメロです。
出産は本当に感動と笑顔を運んでくれる素敵な出会いと思います。

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